「FIRE」をはき違えている若者が多すぎる
資本主義の終わり、
拡大し続ける貧富の差、経済の伸び悩み(日本に至っては伸びてすらいない)
税金・社会保障負担の増大 などから
「働くことがバカバカしい」と思う人達が増えてきました
かくいう自分もそうですが、
とくに若者世代で「FIRE」を目指す人達が増えてきてます
そりゃ、生まれてから「日本の将来は不安だ」と言われ続けてきましたからね
悟ってしまうのも仕方ありません
しかし、「FIRE」という概念をはき違えている若者が多いように思う
もちろん、自分自身の人生なんだから好きに生きればいいと思うけど
間違っていることをやっているのに失敗して、
「やっぱりFIREなんてしない方が良い 地道な労働が一番だ」
とかいう結論を広め、界隈を去っていく人間も多い
酔っぱらうのは、酒が悪いのではなく、酒を飲む人間の自制心が悪い
というのと同じように、
FIREが悪いのではなく、FIREをはき違えているあなた達が悪いのです
それを今回の記事では書いていきます
バリバリに働いてきた人間が、いきなり「FIRE」を掲げる
もちろん、これはいいことなんです
働き詰めの自らの人生に疑問を投げかけること、これは良いことじゃないですか
しかし、あなたのこれまでの人生を軽視していませんか
あなたのこれまでの思考を否定してませんか
私の意見なんですが、
バリバリ働けるような人たち、今までレールの上で過ごしてきた人間がいきなり「FIRE」を掲げて退職しても、上手くいかないことの方が多いと思います
正直、「舐めてる」とも思ってます
自分は中学生時代から、記憶にないけどひょっとしたらそれ以上前から
自ら社会不適合者だということを悟ってました
仕事もできないし、人との継続的な付き合いもできない
働くなら死んだ方がマシだとも何度も思ってきました
何でこんな社会に生まれてきたのか、
自分を生んだ親も何度も恨みました もちろん今もです
我々は、社会と、人となるべく関わらない生き方しかできないんです
だからこそ、本気になれるし、命をかけられるんです
社会人で働くことは誰だって嫌ですよｗ
親だって、知り合いだって、働くことは大変だってみんな言ってます
しかしそれでもみんな働いてるんですよ
てことは働けるんです
皆さんは何だかんだ文句を言いつつ、社会に適応してるのに
少し働くのがおっくうだからと言って、「よしFIREしてみるかｗｗ」とかいう軽いノリでやってる感があるんですよね
我々は、「この道しかない」と思ってFIREしてるんですよ
日本人の皆さんにほんと多いですよ
「自分は人見知りだから」とか言いながら、全然人見知りじゃないやつとか
「緊張してるんで」とかすぐ予防線張って、結局上手く立ち回れるやつとかね
「陰キャです」とかいって、全然陰キャじゃないし、その上、陰キャを見下してるやつとかね
この国はそういうやつがほとんどだと思ってます
同調圧力、レールの上で生きてきた人間は、結局レールの上でしか生きられない
あのね
社会と関わらない生活を送る ということは、
社会を敵に回すということなんですよ
それを分かってない若者が多すぎる
人は一人じゃ生きていけないから
社会貢献をすることで、お互い支え合う
というのが今の世の中のシステムなんですよね
でもFIREをする人は、経済的自立をして
社会に何の価値ももたらさない、挙句の果てには税金などもろくに払わない
そういう反逆者達なんですよ
そんなの、普通に頑張って働いてる人たちからしたら、有害でしかないですからｗ
社会全体を敵に回す覚悟の無い、普通に働ける人間がお遊びでFIREを掲げるな
「同じようなFIREを目指す人の手助けとなればー・・・」
みたいな感じで、自分は社会貢献をしてるんだっていう隠居人もいると思います
でも、みんなFIREしちゃったら、まともに外も歩けなくなりますよ？
便利なお店もなくなるし、警察もいないから治安も乱れますよね
そんな世の中を作っても、社会貢献にはなりません
FIREに成功した人が、FIREについて語ってるのは、
自分の収入源を増やすため、あるいは、自己顕示欲を満たすため
それだけです
ブログのアクセス数が多かったり、フォロワーが多いからって、うぬぼれるな
働いてないから偉い、働いているからアホ そういう次元の話でないのです
「FIRE」は、社会や自分以外の人間を全て敵に回しても、「そういう生き方しかないんだ」という人のためのもの
ちょっと働くのがしんどいから、楽して生きたい とかそういう半端な気持ちで仕事を辞めた人間は、じゃあなぜ、学生時代から「働かない」という選択肢を取らなかったのか？そのための具体的な行動を取ってこなかったのか？今まで就職活動をしてきたのか？今まで退職せずに働いてきたのか？
自問自答してください
有名な、漫画家やYoutuberや配信者やトレーダーなど
カテゴリはそれぞれ違いますが
「最初からその道しかない」と覚悟を持ち、突っ走った人たちが多いように思えます
そういう人達が天下を取ってるような印象を受けます
働かずに、漫画書いて、
フリーターで、動画投稿して、
借金負ってなお、トレードして、
みたいな感じ
本業やりながら、安定を求めながら、レールの上で、
飛びぬけた成果を出せた例の方が少数じゃないでしょうか
今現在働いてる人で、FIREを検討してる人たちは、ハンデを負ってるんですよ？
その自覚はありますか？
ニートは職歴に空白があるほど、就職に不利と言われてますよね？
なんでそれと逆の考えが浮かばないんでしょう
働いてる社会人の「職歴」は、
FIREという隠居生活においてマイナスステータスなんです
「この道しかない」と覚悟を決め、
今まで、働くことを断固拒否してきた人達よりも強い志があるんですかあなた達は
はっきりいって、
今まで学生生活や社会人生活で苦労しつつも何だかんだ普通に暮らしてきた人は、
そっちの才能の方があると思います
だから若者のうちにFIREなんてせず、年取ってから隠居すれば良いと思いますよ
向いてないと思うんで
自分はよく自分のことを社会不適合者だと言ってますが
これは、社会に不適合なだけだという意味です
これをネガティブな意味だと履き違えている人は、FIREには向いてません
「社会不適合」というのはステータスなんです
この誇りがあるからこそ、何としてでも一人で生きてやるんだ
という強い決意がみなぎってくるんです
それが執念を生むんです
自分は、「社会不適合」という言葉を良い意味で使っています
僕はゲイだから 私はレズだから
こう申告してる人たちに対して、
「ええ・・そうなの かわいそう」
こう感じてるのと同じですよ
発達障害であろうと、社会不適合であろうと、
それは、FIREにとって、プラスなんですよ
そういう考えを持てない人は、FIREには向いてませんよ
レールの上の人生を送ってきた人には、そういう考えができないんです
これは一種のFIRE適正診断ですね
話が脱線しましたがまとめると、
「FIRE」をドラえもんの魔法の道具(ことば)みたいに思ってる甘い若者が多すぎる
そういった態度が、FIRE批判を生む
自由には、責任がつきもの
これは当たり前
で、FIREをしたい若者は、自分の過去の人生を振り返って自問自答しなさい
ちなみに自分は、
部活強制退部、ほぼ帰宅部、受験戦争やってない(中高大一貫)、全バイトほぼバックレ、サークルバックレ、ゼミ初日で辞めた、まともに就活やってない、正社員もバックレ、親と絶縁 などなど
書いてて笑えてきた
今までレールから逸脱した結果、「これしか生きる道がない」と、命を賭けて臨んでいるのがFIRE
大人になってイメチェン気分でFIREしても苦労するだけかもよ
だって、社会的なつながりでしか物事を語れない人が一人で生きようとしても、アイデンティティが消滅するだけだから
それで「やっぱFIRE辞めた！」と言い始めて、FIREを叩くのはやめてくださいね
叩くなら自分自身を叩いてください
あと、もう一つ FIRE適正診断
選挙にいってますか？
行ってないなら要注意です
ここは民主主義国家です
自分が選んだ政党じゃなくても、自分が支持する政党が無かったとしても
その責任は我々国民が負うものです これは絶対です
何が言いたいかというと
普段、選挙に参加せずに、自分で政治活動もやってないような
自分たちで選んだ民主主義の責任すらも自覚できないアホが
一人で経済的に自立して、社会から孤立した生活を送れるはずがない
今まで働いてきて、一人暮らしできたから といって、うぬぼれてはいけない
それは社会に支えられているだけだ
社会とのつながりを放棄するということは、社会に支えられることを放棄し、
自分で自分自身を支えるということ
それが本当にできるのか、また、その最終的な結果に対して命をかけられるか、
これを自問自答したほうがいい
新しい生き方だから
自由な人生だから
ポジティブなのはよろしいが
自覚と責任を持てないのであれば、「FIRE」はしないほうが良い
まあそんな感じで、物申す記事でした
自分の人生だから好きにやれば良いと言いたいですが
明らかにFIRE向いていないのにFIREして
「やっぱFIREはダメだ」とか言ってる人が結構いるのでね
そういう人達は、まず自分を責めた方が良いですよ
どう考えても、あなた達が悪いんですから
