【完全版】日本国の”財政破綻”に備える具体的な方法とは?
前回の記事でコメント頂いたので
「日本国の財政破綻に備える具体的な方法」について考えていきたいと思います
いくつかの本や動画を参考にした上で、私の考えで記事を書いています
一つの意見として、参考にしてください
- いつ、日本国は、「財政破綻」するか
- 財政破綻の"フェイズ(段階)"に注目
- 日本国の財政破綻に備える具体的な方法
- 最悪の事態「預金封鎖」「新円切替」は起こり得るのか?
- まとめ ~日本国の財政破綻に備える~
いつ、日本国は、「財政破綻」するか
前回の記事のコメントに、いつ破綻するのか予想してほしいと書かれていたので
最初に書いておきます
分かりません(笑)
このグローバル社会においては、様々な要素を考え予想を立てないといけません
政治や社会の不確実性などあり、具体的にいつ破綻するか断言はできません
ただ、前回の記事でいったように、『50年後の日本はアジア最貧国になる』
こう考えて行動した方が都合が良いと思います
これは、財政・経済よりも、歴史・政治面で予想しています
日本第一党の桜井氏が口癖のように言っているフレーズを借りました
1990年がバブル期(生まれてない)のピークらしいので
そこを起点Xとして、
1929年の世界恐慌初動Aと結び、
対象に、財政破綻の時期Bを予想すると
2051年前後になります
今からちょうど30年後に、財政破綻するという予想も結構ありますよね
しかし、経済には粘性があるので、"30~50年後"と、大雑把に予想します
"アジア最貧国"になるポテンシャルは、今の日本人の政治意識の無さ、無責任さ、民度を見ると、十分あると思っています
財政破綻の"フェイズ(段階)"に注目
"日本は財政破綻します"
これで終わりの、危機を煽っているだけの人をよく見ますが
経済には粘性があり、世の中では物事がスパっと決まることの方が珍しいです
"財政破綻"にも、段階があります
予想される流れをここでまとめます
第一フェイズ 国債価格の下落・金利の上昇
↓
第二フェイズ 円安・インフレの本格化
↓
第三フェイズ 国債のデフォルト IMFの管理下に入る
前回の記事でも触れましたが、
日本が財政破綻するからといって、「外貨預金」を行うというのは間違いだということが分かりますよね?
第一フェイズでは、金利が上昇するんですよ?
この場面においては、投機筋に円高の狙い撃ちをされる可能性の方が高いと思います
これは相場をやってる人は良く分かると思います
仮想通貨の例を出しますが
ビットコインが将来性あることは早い段階で多くの人が分かっていたのに、
大暴騰の前のコロナ相場では反対方向に動いて、マイナーが採算を取れなくなるところまで下がりましたよね?
その後、ビットコインは鬼のような暴騰を見せました
こういう動きが相場ではほとんどなんですよw 株でも為替でも商品先物でも数えきれないほど見てきました
「日本が破綻するから外貨預金するぞ」「レバかけて円売りしてやる」
こんな初動の個人の動きなんて、まず狩られますよw 断言できます
実際にギリシャの経済危機も、財政悪化の後、国家の粉飾がばれて国債価格が急落するまで2年もかかっています
相場にはタイムラグがあるんですよ
個人はまず大口に狩られます
だから、財政破綻に備える最初の一手は「普通預金」なんですよね
これは、日本国の財政破綻が起こらない場合も有効な一手なんです
好景気を伴う金利上昇にも対応できますし、
これまで通りの"生殺し"の継続、いわゆる"デフレ不況"にも対応できるんです
「日本は財政破綻する!だから外貨預金だ!」とか言っている人間は、
逆に好景気やデフレ不況に対する想定ができていないんですよ
そこを私は前回、批判しました
日本が財政破綻するにしても、初手は外貨預金ではなく、普通預金がオススメ
まずは冷静に様子を見て、次の一手に備えます
日本国の財政破綻に備える具体的な方法
「Cash is King」でまずは"普通預金"ということは述べました
様々なシナリオにも対応できるので、"普通預金"を初手に構えます
ピンチをチャンスに変える戦略
普通預金の比率を高めることは、「為替FX」「日本株の空売り」「先物・オプション」のトレーディングを行うための余力確保にもなります
これまでの金余り相場のようなバイ&ホールドではなく、トレーディングで稼げる時代が来ます
一方で、資産防衛を行いたいという方は、
国債の下落→日本国債ベアファンド
例:スーパーボンドベアオープン3(野村アセットマネジメント)、日本債券ベア(T&Dアセットマネジメント)
円安→外貨預金、外貨MMF
インフレ→物価連動国債
例:MHAM物価連動国債ファンド(みずほ投信)
(出典 : 資産防衛マニュアル 橘玲)
このような商品がオススメされていますが、
私はバイ&ホールドではなく、トレーディングで儲けたいと考えているので
為替FX、日本株の空売り、先物・オプションをやると思います
現時点ではね
資産が何千万もある人は、分散投資してみては
ちなみに、金投資はオススメしません
日本の財政破綻に伴うインフレはあくまでもローカルなものなので
GOLD/USDを買う必要はありませんね
そもそも金なんて買ったところで株のように配当があるわけでもないですし
最近のビットコイン相場のように、ギャンブルとして上げ下げしてるだけです
そこに本質的な価値はありません
実際にリーマンショックの際にも金は暴落しましたし
「日本が財政破綻するから金を買おう」はただのギャンブル
最悪の事態「預金封鎖」「新円切替」は起こり得るのか?
結論から言いますが、起こる可能性は低いです
つまり、これらを想定として資産運用を行うことは、無駄だということです
「日本の財政破綻、その最終段階のデフォルトを避けるために
政府が預金封鎖を行う」というロジックですが、
日本政府にその判断はできません
まず、私は法学部出身なので法律的な感覚でいうと
日本が以前行ったような預金封鎖・新円切替を現代で行うことは考えられません
現行憲法において「違憲」であることは明白です
国家の当然の権利である集団的自衛権の行使ですら、国内であれだけの論争が起こっているんですよ?
個人の財政権を著しく侵害する預金封鎖を日本で行うことはほぼ不可能だと考えます
預金封鎖の不安を煽っている人たちは、財政・経済面でしか物事を考えていません
法律・政治・社会的な目線に欠けていると思います
また、日本の政治の体質的に、そんな直接の権利侵害を行う決断ができるとは考えられません
自分たちでその判断を下さずに、国際社会や市場に責任を転嫁して、陰でコソコソ隠蔽したりするのが目に見えますよね
東京都の市場移転問題や、国のコロナでの対応を見てれば分かりますよね
ということで、日本の財政破綻において、預金封鎖を想定した対策を行うこと自体、現状、無駄です
その不安を詐欺に利用され金をむしり取られるリスクの方が高い
ただ、もし「預金封鎖」を想定するのであれば、
海外銀行の外貨預金
例 : 香港のHSBC、スイス、シンガポール、イギリス領のオフショアなど
日本国債ベアETF
例 : ティッカー「JGBS」「JGBD」(ニューヨーク市場に上場)
(出典 : 資産防衛マニュアル 橘玲)
が良いらしいです
まあ、当たり前ですよね
もし預金封鎖されるなら、日本で為替FXやってても取られるだけなので(笑)
海外銀行で外貨預金したり、アメリカの証券会社で日本国債ベアETFを保有する
これが効果的な対策になります
まとめ ~日本国の財政破綻に備える~
日本国の財政破綻に備える → だから「普通預金(円)」を行う
これが、最も効果的な初手になる
色々グダグダ言ってる奴は、ただのアホ 商材屋と同じ
新型コロナウイルスの件もそうだけど、危機というのはビジネスになる
過大に煽ることで金を稼ごうとする詐欺師ばかり
それが人の世の中
コロナ初動で、マスクをアホみたいに買いまくってたアホを見たでしょ
トイレットペーパーとか買いまくって 愚かすぎるだろ
でもそれが大半なのよw
預金封鎖がどうとか悪戯に危機を煽ってる奴らは、あれと同じことしてるわけ
歴史は繰り返される
とりあえず、財政破綻にも段階があること、
国債の暴落、金利の上昇、円安、インフレ、
相場の動きをよく観察すること、
極端で劇的な思考は、詐欺師のカモにされること、
物事を一つ一つ分解しながら、一つずつ対応していくこと、
これらをしっかりと心に刻み、激動の時代を生きていきましょう