人生リタイア極論 でいちゃんのブログ

社会不適合なので22歳からリタイア人生

【口は万病のもと】口内ケアに関する10の知識

今回は、健康をテーマに

口に関する知識をまとめていきます

口は「万病のもと」と言われていて、健康のバロメーターになります。

口内ケアを心がけるために必要な知識を10個紹介。

 

 

口は肛門よりも最近の数が多い

口の中全体には、700種類以上、

数にすると1000億個以上の細菌が潜んでいるといわれています。

プラーク1gあたりの細菌は、便1gあたりの細菌と同程度という説もあります。

 

 

「歯周病」「脂肪肝」「糖尿病」 負のスパイラル

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糖尿病の多くは、脂肪肝を経て発症します

食事で糖質を取り過ぎることで、糖質は肝臓内で中性脂肪として蓄積

こうして蓄積された脂肪が30%を超えるとフォアグラになるという仕組みです

アルコールによる脂肪肝と、糖による脂肪肝があるんですね

そんな脂肪肝ですが、歯周病と密接な関係があるといわれています

脂肪肝が進行した状態の人は、健康な人の4倍も歯周病の割合が高く、

歯周病を治療することで、肝機能が大幅に改善されるという研究結果もあります。

 

 

口の細菌が認知症を発症させる

認知症の発症には、「アミロイドβ」という物質が関与してると考えられています

歯周病になると、アミロイドβが溜まり、認知症のリスクが高くなります。

歯周病菌に感染させた認知症のマウスは、約4か月で1.5倍の量にアミロイドβが増えていたそうです。

また、歯周病菌が「血液脳関門」を通って、直接脳に侵入するという報告もあります

 

 

歯が少ないと医療費がかかる

40歳以上で残っている歯が20本以上の人は、0~4本の人よりも

年間の医療費が、平均17万5900円低いという調査結果があります

40年で703万6000円も、医療費の負担が変わってくるということです

しかも、これに加えて、糖尿病や認知症などの他の病気のリスクも高まるので、

全体の医療費も上がってしまいます

極端な例で説明しましたが、歯は残っているに越したことはない ということです

 

 

食べ方によるタンパク質の吸収量

「150gの肉を早食いする」のと「50gの肉をよく噛んで食べる(一口30回)」のと

後者の方が、血中のタンパク質である「アルブミン」の値が高くなります

肉をたくさん食べても、よく噛んで細かくなっていかないと、タンパク質はあまり吸収されずに排出されてしまうのです

 

 

唾液は天然の万能薬

唾液には、口の中の環境を整えたり、健康を維持するための色々なはたらきがあります

・最近の繁殖を抑える

・口の中を清潔に保つ

・アミラーゼにより糖質を分解

・舌のセンサーに味を届ける

・口の中を湿らせ粘膜を守る

・食べ物を飲み込みやすくする

・口の中を中和して虫歯を防ぐ

・歯のエナメル質を保護する

・抗がん作用、抗加齢作用

唾液は最高です 唾液の分泌量など意識することで口内環境が改善します

 

 

食事は一口30回よく噛んで食べる

一口ごとに30回噛み、1回の食事は15分以上かけてゆっくり食べる

結局、これがこの記事で一番伝えたいことです

食べすぎを防ぎ、唾液の分泌も促すこともできます

よく噛むことで、糖尿病や認知症対策にもなります

良いことずくめです

一口30回、これを習慣づけること これであらゆるリスクを抑えることができます

 

 

 口の環境を良くする「清掃性食材」

食物繊維や水分の多い野菜は、「直接清掃性食材」とよばれ、

これを噛むことによって汚れを落としたり、唾液の分泌を促します

また、「間接清掃性食材」とよばれるものもあり、

唾液が分泌され、汚れを洗い流してくれます

 

直接清掃性食材・・・食物繊維の多い野菜(レタス・セロリ・ニンジンなど)、海藻、きのこなど

関節清掃性食材・・・梅干し、酢など

 

 

緑茶で口をゆすいで感染症予防

緑茶に含まれるカテキンには、抗菌作用と抗炎症作用があり、

歯茎の炎症を抑え、歯周病予防効果があることがわかっています

風邪やインフルエンザなどの感染症対策にも効果的です

 

 

「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」の2本立てが重要

自分でできる口内ケアと、歯医者での定期健診

結局は、この2本立てが重要ということです

 

セルフケア・・・毎日の歯磨き、フロス、緑茶で口すすぎ、食事コントロール、唾液を出す など

プロフェッショナルケア・・・歯石除去、クリーニング、フッ素塗布、ブラッシング始動 など

 

 

参考文献 : 「内科医と歯科医が教える病気知らずの食べ方みがき方」栗原毅・栗原丈徳